謹賀新年 理事長および校長からのご挨拶

2019.01.01

学校法人郷学舎 

アルスコンピュータ専門学校

理事長 山 﨑  彰

新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては健やかな新年をお迎えのこととお喜びを申し上げます。

昨年11月にまとめられた「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」では、高等教育の質保証の観点から、高等教育機関の取り組みや学修成果などの検証・評価が重要なテーマとして挙げられています。

国も公費を投入するのにふさわしい教育機関を選択して支援する方向を示していますので、取り組みや修学成果において大きな学校間格差が生じる可能性が出てきました。

一昨年、文部科学省が設置する検討委員会がまとめた、「これからの専修学校教育の振興の在り方」の中でも、社会から期待される役割を明確に果たしながら、改善・向上に取り組むことを基本とし、高度化や改革を進める専門学校に対して、新たな制度に取り入れるなどの方向で支援するとしています。

また、大学改革の議論でも、経営努力を怠って定員割れが続き、教育の質保証が困難と判断した大学には、私学助成の減額や経営改善の見通しがない場合は補助金の打ち切りも検討するとしています。こうした方針の下、新たに創られる制度には、対象となる教育機関を選択するための機関要件が設けられています。

例えば、制度設計の進む「高等教育の無償化」では、無償化対象機関の認定に機関要件が設けられていますし、「社会人の学び直し」や「リカレント教育」などのキャリア形成促進プログラムや職業訓練支援制度にも同様に、一定の認定要件が設けられています。

本校は、文部科学大臣が認定する「職業実践専門課程制度」の認定校であることから、既に多くの基本要件は満たしています。今後は、それぞれの制度や施策に設けられた固有の要件を満たす必要はありますが、これまでの取り組みの中で容易に対応出来ると捉えています。

認定要件を満たすことは、教育機関としての資質が問われていることなので当然ですが、本来の目的は、本校が目指す学校づくりにあります。

次年度は、2023年に向け策定した中期計画の下、新たに「ARS(アルス)2023未来プロジェクト」を立ち上げ、教育研究や産学連携の強化、社会人の学び直しなどの取り組みの内容を深化させ「魅力化」「特色化」を追求する方針としています。

 

校長   荻 野 欣 男

年頭のごあいさつ

年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本年は新天皇が即位される記念すべき年であります。新たな年号で始まるこの一年が皆様方にとって素晴らしい年となりますよう心から祈っております。

本校は、昭和63年に、地域経済社会に貢献し21世紀の情報社会構築の一翼をになう人材の育成を目的として創立され、今年で32年目を迎えます。

この間、情報分野はもとより、ビジネス、医療・福祉、幼児教育等、幅広い分野に多くの人材を輩出してまいりました。これまで本校を支え、育んでくれた高等学校の先生方、卒業生を受け入れてくださった企業の方々をはじめ、学生や保護者、関係する多くの皆様方にこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。

人工知能やIoTの進展により、単純労働はコンピュータが行うようになり、様々な分野の職業が、より高いスキルを求められる時代となっています。

アルスコンピュータ専門学校の教職員は、こうしたことを十分に自覚し、文部科学省の「職業実践専門課程」認定校として、各コースそれぞれが時代のニーズに柔軟に対応した、実践的で高度な専門教育を行っています。

本年もよろしくお願いいたします。